もっと銀座に行こう!


これ木村屋の桜あんぱん。黒漆の皿にお懐紙敷いてのっけてみました。おいしそうでしょう。今日、ちょっと用事があって銀座に行ってきました。人の多さと道の分からなさ(私は極度の方向オンチです)から、いつも用事が済んだら逃げるようにすぐに地下鉄に乗っちゃう。銀座は地下鉄の出入り口がたくさんあるから、安心。「銀座」って書いた地下鉄の看板を見るとほっとする、「これでちゃんと帰れる」って。本当に情けない限り。
でも今日はちょっと歩いてみました。用事が済んで、ちゃんとランチしてみようと思って。ちょうどフランス料理「みかわや」が近くにあったので行ってみました。二階立て昭和の洋館、客層は見事に全員70歳以上の男女。昔版「暮らしの手帖」の世界です。お店のムードが祖父母の家を彷彿とさせ、懐かしいほっとした気持ちでメニューをめくってお値段にびっくり!目玉が飛び出るかと思いました。気を取り直して「蟹クリームコロケット」(=コロッケではなくコロケットと書いてあるだけでおいしそうに響くから不思議)をお願いしぼんやりしてると、お店の方が雑誌を二冊持って来てくれました。これ読んで待っててこと?ですね、多分。程なく、コロケットと野菜のグラッセ、ごはん、お漬物、長いものマリネが運ばれてきました。不思議なフレンチでしたけど、とっても美味しかった。でもどうかな、また行くかな?(笑)
私の周りは銀座好きな人がとっても多い。中には銀座生まれっていう生粋ちゃんもいます。銀座は、着るものも、食べ物も、宝飾品も、きちんとした素敵な老舗のお店がたくさんあってこちらの心の準備さえできていれば安心してお買い物が楽しめる街。これからおばあちゃんになるまでにもっともっと銀座の魅力を知りたいと思います。いつか紬の着物に「むら田」の帯とか締めて、「東哉」で器見て、「いわしや」でいわしを肴に一杯飲んでとか、似合ったらかっこいいなー。よし、がんばろ!

銀座といえば、この方かな?素敵。