人のセックスを笑うな

これ、映画のタイトル。なんせ題名が題名なんで、映画「めがね」を観に行った時、予告を観て印象に残ってました。
原作は同タイトルの小説。成田空港のTSUTAYAで原作をたまたま見かけ期待感ゼロで購入、帰りのリムジンバスの中で一気に読んじゃった。
せつなくて、透明感があって、実に良かった!19歳の男の子と39歳の女性の恋の話。普通、この設定だけでちょっとウザいなって思いますでしょ?それが全然!多分この設定から予想することは全てハズしてくれるじゃないかな、いい意味で裏切ってくれます。19歳の男の子を主語にして物語りは進んでいくんだけど、この39歳のオンナが完璧ぶっ飛んでる!
男の子への同情じゃなく、この女性の気持ち分かるなーで泣けちゃいました。しかし、夜更けのリムジンバスの最後方席で本を片手に泣いてる私、かなり怪しい(笑)。
映画は永作博美がこの役をやってます。私はこの人が煙草を吸う姿、結構好き。童顔で子どもみたいなのに大人ぶってるところ(実際はいいお年だけど)が同性からみて「可愛いやつ」と思う。予告だといい感じだった。昔はアイドルだったのにいい女優さんになったよね。

人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)