とうとうダウン!〜バンコク

NOV.28 バンコク最終夜

今日はリッチにホテル内の人気店”The China House"でランチ。敷地内にあるものの別棟になっていて最近新しくできたのかなと思わせるモダンな一軒家。縦長の黒い重厚な扉の前で男性スタッフが迎えてくれる。大きなお茶の壷が並んだ奥を行くと、「わお!」。ひとつひとつの二人用テーブルが窓側に配列されてて観音開きの縦長の扉が付いてて、半開き状態になってるからプライベートな空間が保たれ落ち着いてお食事したりお話したりできる。モダンだけどやり過ぎてなくてとても洗練されたインテリア。ゴダールの「中国女」という映画を思い出す。ちょこちょこと少しづつでてくるお食事は全てとても美味しい。印象的だったのはBLACK CHICKEN SOUP。文字通り黒い鶏肉、皮や身はもちろん骨まで真っ黒。これが最高に美容にいいらしい。棗や、クコの実なんかと一緒にスープになっている。こういうの、女性はみんな大好きです!体の細胞隅々まで行き渡るようじっくり大切に頂きました。

観音開きの扉の中にゲストが入るしくみ。ゲスト=観音様、状態。

デザートはこれ。Ginger Ice Cream、クリーミー、且つしっかり生姜のぴりりも効いている。
感動のおいしさ! ん?ひと匙、既に食べてるやん!

これ、白いロータスの蕾。お椀の中に入っているのが新鮮で可愛い!「アイスみたい」と思わずパシャリ。

夜は古典舞踊を鑑賞。実は”お付き合い”で、そんなに期待していなかったところに、やられました。体がブルブルして感動で涙が溢れてくるくらい、素晴らしかった!日本舞踊と同じで、純粋な”踊り”と”ストーリーになっているもの”とあって、全部で6品目でした。古典楽器でのライブ演奏、きらびやかな衣装、配慮の行き届いた照明など、もう完璧。言葉を発することなく人のこころを打つコトができるなんて。100人ほどの観客がいたでしょうか。日本人はほとんど居らず、ヨーロッパ人がほとんど。皆、素敵にドレスアップしています。終わった後、支配人がゲストを見送りながら声をかけます。「いかがでしたか?お楽しみになれました?」自信のある証拠でしょう。もちろん、興奮状態でこの感動を伝えました。
明日はいよいよ単身でチェンマイへ。バンコク最後の夜を堪能するゾ!と意気込んで部屋で支度中、なんだか悪寒が。全身だるくて、熱っぽい。知らずに日本でのハードスケジュールの疲れを引きずっていたみたい。(あと、クーラー!間違いない!)まだまだ続くこの旅のことを考慮し、友人からの「ゆっくり休みなさい!」という忠告に従い、大人しく独り、この素敵なお部屋で過ごすことに。友人とティップさんは連れ立って夜の街へ。テレビでやってたタイ語版「チャングムの誓い」を観ながら「あーあ、残念!」

【food】 ”The China House"(the oriental内)
【place】 "Sala Rim Naam"(the oriental内)古典舞踊を観ながら、宮廷料理が楽しめます。要予約。