いま、旬なもの

王家衛(ウォン・カーワァイ)監督の最新作。”MY BLUEBERRY NIGHTS”タイトルからして好きだな、ロマンティック。
中国(香港)とフランスの合作でアメリカで撮影。既に公開されてるヨーロッパでの評価はイマイチらしいけど、ウォン・カーワァイ好きとしては見逃せない。彼独特の色彩、小道具、アングル、たまらない魅力です。予告編のノラがブルーのウェイトレスの格好して赤い革張りのダイナーのソファに座っているシーンなんてとても美しい、ウォン・カーワァイらしい、というか、クリストファー・ドイル(相棒のカメラマン)らしくて期待が高まる。きっとまた、たっくさん撮って、たっくさんボツにしてるんだろうな・・・。
私は「花様年華」以来、ウォン・カーワァイが大好き。そこから遡って過去の作品も全部しらみ潰し。「内容がイマイチ分かり難い」とか、「主役にノラ・ジョーンズはどうなの?」とか全然どうでもいい。とにかく観てみる。ファンとはそういうもんです。
しかも、女性が主役のロードムービー、ノラのサントラ、レイチェル・ワイズナタリー・ポートマン、と、くれば私には、観る価値十分。そして、ジュード・ロウ、彼、カッコ良過ぎない役こそ、最高にセクシー。本当にカッコいい男ってのはカッコよくない時が一番カッコいいんですよね。