Ne la laisse pas mourir la douceur de vivre

     
最近、実家の庭に遊びに来てるらしい小鳥ちゃん夫婦、お腹はグレイ、背中はモスグリーン。メジロという種類らしい。確かに目の周りが白い。私は鳥の種類、全く詳しくないので、グリーン=鶯かと思ってましたけど(笑)。巣箱なんぞ用意し巣作りしてくれることを熱望しているmy parents、「見た?見た?」と私に訊く。ああ、なんか大きい鳥が来てたみたいよ、と言うと、父なんぞ「それで、なんだ、お前、黙って見てたのか?追い払わなかったのか?」と私をかるーく叱責。ええーっ??たじろぐ私を横目に双眼鏡を用意し、目当てではない大きい鳥がやってくると追い払いに行きます。思わず、ごっくろうさん!と、苦笑してしまう。
昨年、愛犬と愛猫を亡くしてから「後にも先にも彼ら(愛犬と愛猫)以外は考えられない」と、今後一切のパートナー(ペット。あまり好きな言葉ではないけど)を持つ事を拒否している彼ら。それでも、周りの命ある小さいものの存在を決して無視できず、むしろ身近であれば進んで関わろうとする。人って、無意識に自分以外の小さな命から生きる喜びや希望を分けてもらおうとするのかもしれない。まさに小鳥ちゃん夫婦が彼らにとって毎日の小さな喜びなのでしょう。巣箱に用意されたミカンを警戒しつつも無心でついばむ小鳥ちゃん夫婦に、心の中で「(我が家に来てくれて)ありがとね」と言いました。