史上最高のチョコレート

           
この世の食べ物の中で、「どんなに頑張っても外で食べた方が絶対美味しい!玄人には敵わない!」というものがあるとすれば、それは、天麩羅と鮨、そしてチョコレートでしょう。火加減やタイミングだったり、ネタの仕入れ方だったり、そこにかける手間だったり、素人では限界ありますから、やっぱり比べ物にならない。私は普段から頻繁にチョコレートが恋しくなるので、お気に入りのお店が近所にいくつかあります。最近はコンビニでも美味しいの見つけました、「りえちゃんのバンホーテンチョコ」なんかはその典型、あのコストであの味は最高だと思います。明治の「ダース」の赤いミルクチョコも良い。そうそう、そんなワケで、例えばワクワクの2月14日、最愛の人に贈るに相応しいチョコレートは大好きなお店で選らんだ美味で小さい小さいチョコレート♪ってことを長年やってました。だって男の人って、どうせたくさんチョコ食べないし、かと言ってせっかく贈ったのを自分がもくもくと食べるのは、ひじょーに味気ない。ちょっとでもいいからチョコレートがもたらす幸せを共有したいのです。最愛の人に「美味しいチョコって、あるんだね。知らなかった。」と言わせる、この「知らなかった。」がすごく嬉しかったりする(笑)。
でも一昨年前、ある年上の女性により、その私の中での定説は、ドーンと、ぶち壊されたのです!そりゃもう特大ブルトーザーで富士山を崩す勢いで。2006年2月14日、そのお方は私に「よかったら」と小さい小さい箱をくださいました。手作りのカードも添えられていて、同性からチョコレートを頂くのはまるで男の子のような風貌だった小学生の時以来、久しぶりだったので、ちょっとドギマギ。「えーっともうオトナだしな。。。どうしよ。」なんて(笑)。小さな箱を開けると6粒の美しいチョコレートがお行儀よく並んでいる。形は、丸いの、四角の、赤いハートの。中のガナッシュはフランボワーズ、柚子、抹茶だったように記憶していますが、何しろこれまでの「手作りチョコ」の概念を打ち砕く、最高のチョコレートだった。「ガーン!」というか「ジーン...」というか。ラッピングやカードはシンプル且つ気配りが感じられ、そしてチョコレートは有名店にも負けない本格派。去年も頂き、そして今年で3回目。写真が、その至上最高の手作りチョコレート2008年バージョン。緑美しい木の葉とシックなパープルのハート。でも今年はなぜか、2粒...。だんだん数が減ってきているのが気になるっ。でも最高に嬉しいです。Kellyさん、ありがとうございました!