とにかく...春を愉しむ

      


私自身の身体は黄砂にやられて、春の訪れを愉しむ余裕なんぞ、まったくない今日この頃。
「春って大好きだったのに。」本当に悲しい。でも、だからこそ、春を愉しむ精神だけは健全でありたいと切に思うのです。
ある日の早朝、渋谷の駅には、チューリップが山のようにありました。まさに春爛漫!
「よりどりみどり5本で860円」。すっかり嬉しくなって夢中で選んじゃった。お店のお姉さんに「長さ、切りそろえましょうか?」と訊かれたけど、慌てて「あっ、いいです。」と答えました。だって切っちゃったら可哀相だと思って。帰宅しそのまま無造作にバサっとピッチャーに投げ入れたら、結構サマになってて、驚きました。うん、なかなか自由気ままな感じでよい!花ってエライね。
なにしろ、これ、みーんなチューリップ。どいつもこいつも、とっても可愛いのです。ひとつひとつ毎日咲き加減を観察。気付いたけど、チューリップって、散り際もなかなか風情がある。ばっさり悲しくないというか、ひらひらっと少しづつ美しく散っていきます。