ARTS→MINGEI





ぽかぽかの日曜日、上野へぶらり。今日のコースは、地下鉄の上野駅→しのばずの池→恩賜公園東京都美術館アメ横
お目当ては、「ARTS&CRAFTS」を展示中の東京都美術館
展示されている家具や装飾品などから、19世紀後半にイギリスで起こったデザイン運動「ARTS&CRAFTS」の全容を知ることができますよんというもの。
デザイン運動「ARTS&CRAFTS」、日本語では「生活と芸術」とも言うようです、日本語の表現のほうがなんだかしっくりくるなあ。この運動が後に柳宗理濱田庄司なんかへも影響を与えたことを踏まえて改めて現代の「民芸ブーム」を観てみるとなかなか興味深いものがあります。
この運動の中心的人物ウイリアム・モリスが活躍した時代は、芸術はある特別な階級の人たちだけのものだったという時代。どんな身分のものでも日常のなかに美しさやちょっとした芸術を求めてココロ豊かに暮らそうという発想と提案はとても共感できます。リバティぽい壁紙の柄、ステンドグラス、日本の様々な地方の伝統工芸品やもちろん濱田の陶器も展示されていますが個人的にはイギリスから始まって日本の民芸運動に繋げていく構成が面白かったです。
桜の木の蕾も膨らんで、ソメイヨシノじゃないけど、チラリと咲いてる種類の桜さんも。ああ、カメラを持ってくるべきだった絶対的に。大道芸や、出店を観ながら道行く人も楽しそう。家族連れやお年寄り、外国人も多くて幸せの象徴みたいな日曜の上野でした。