「おいしいコーヒーの真実」

映画「おいしいコーヒーの真実」を観ましたり。
コーヒーの木が生い茂るエチオピアの大地のワンシーンから始まるこの映画。
コーヒー発祥の地エチオピアとイギリス、アメリカでの取材が中心のドキュメンタリーフィルムです。
トールサイズのコーヒー1杯330円。 コーヒー農家が手にする金額、約3円。
一杯のコーヒーが消費者に届くまでに、いかに生産者が不当に搾取されているかを映像で訴え、先進国の経済のしくみの歪みを指摘。
一人の農業組合長の地道で気の遠くなるような戦い。彼は「消費者がフェアトレードへの理解を深めてできるだけ購入することで、少しづつでも現状を変えられる」と主張し、消費者の私達ができることをちゃんと示唆してくれています。
「自分の服を売ってでも地域に子供達の為の学校を建てよう!」と団結するエチオピアの農民の大人達。飢餓や貧困に苦しんでいてもどんな階級の人も皆、子供達にいい教育を与えることが国や民族の反映に繋がると信じる志の高さに胸が熱くなります。
フェアトレードの商品って、チョコなんかオーガニックの食材店なんかでたまに見かける程度で、品種も限られているしあまり見かけないのが、実情。それにわざわざフェアトレードのものを探してまで購入しようという意識って正直なかったな。
これからは、スーパーへ行ったらもっともっと探してみようと思いました。自分で豆を買う時にはきっと故意にエチオピア産を選ぶだろうともよ(笑)。そういう単純さはいいんじゃなあい。
エンドロールには、取材に応じなかったアメリカの大企業の名前がずらり。うーん。。。
かといって、もう、スタ●やタリー●のコーヒーを飲まないというのもあまり現実的ではないでしょう。ただ、コーヒーを飲むときそれがどんな風にして自分の手の中にあるかを少し考えてみることは必要かもしれない。商品を正当な価格で購入することは世界平和や飢餓を無くすことにちゃんと繋がっている。
みなさん、買い物に行ったら、できるだけフェアトレード商品を買いましょう!