旅する力

旅する力―深夜特急ノート

旅する力―深夜特急ノート

ここは沖縄の慶良間諸島。LANが繋がらず携帯からの初更新。お日様と共に起き海で熱帯魚と戯れ、とれたて海の幸を朝昼晩頂き、島の人々とお酒を汲み交し、月の光に照らされ少しだけ本を読んで眠りにつく生活です。時は満月。月の光だけで、人はなんと満たされるものかを思い知らされました。日々の雑多なことが濾過されて、残ったなにかが自然とプカリと浮かび上がってくるような感覚。どうかこの感覚が生涯薄れずに自分の奥底にある軸の一部と成り得ますように。ここで読むのは沢木耕太郎の『旅する力』、旅で自分の背丈を知り、その背丈を伸ばしてゆきたいなあ。