ミシュランのひとつ星ランチ
見る度に”野菜でできた町みたい！”と思う一皿。
実物はもっと美しくて、全て有機野菜でブイヨンだったり、お塩だったり、ドレッシングだったりで調理してあります。
前菜2種、メイン、デザートの2980円プリフィックスのランチコース。ボトル白ワインと結局お勧めのウニのアミューズを追加し、メインもアニョー（子羊）にしたので＋α上乗せで、結構ちゃんとしたお値段になりました。
でもミシュラン1つ星のレストランだったら、悪くないコストパフォーマンスだと思います。
星取ったからこそ、もう少しサービスに、気取らない親しみやすさがあってもいいなあ、とナマイキなことを思ったりして。だけど、星を取ったら最後取り続ける側に回るそのプレッシャーって、並ではないって言いますもんね。ご当地フランスでは3つ星レストランのシェフが心を病んで自ら命を絶ってしまうこともあると聞きます。
生命を持続させ、人を楽しませるはずの「食」がもとで命を絶ってしまうのはなんとも皮肉なことです。
さてこの後、ほろ酔いで六本木の映画館へ。目にも舌にもおいしい食事とワインに、幸福な映画。
これぞ、まさにオトナになって本当に良かったと思う、瞬間！
世の中のお子様たちよ、こんな世の中だけど、オトナになることも決して悪くないぞよ。
【CHEZ TOMO】
